【まとめ:ライブインタビュー】Webディレクターをテーマに掲げる40代の僕らが思う「現状」

こんにちは。助田です。

今日は「Webディレクター」と言えばこの方、田口さんからライブインタビューのお話を頂きまして、好き勝手しゃべらせていただいた内容をテキスト化してみました。

日頃、アクティブな活動をされている田口さんですが、パフ・ダディを羨むシュグ・ナイトばりの助田です、ではないですが、リスペクトさせていただいております。(※バッドボーイとデスロウみたいな東西の争いなどはありません。)

 

田口 真行さんプロフィール

 

株式会社デスクトップワークス 代表取締役
Webディレクタースクール 主宰
株式会社メンバーズ 技術顧問

1999年、フリーのWebディレクターとして独立後、株式会社デスクトップワークスを設立。企業サイトの企画~設計~制作~運用を手掛ける傍ら、攻殻機動隊トリビュートアルバムのアートディレクションやSKYPerfecTV!のクリエイター向け番組『DesktopTV』のプロデュース、ライブ配信番組『田口真行のWebディレクション講座』やセミナーイベント『エンタミナ』の主催など幅広く活動。また、独自手法のディレクション・メソッドを題材にした実践型セミナー&研修講師として、全国各地での講演活動を展開。2017年、世界初となるWebディレクター向け支援ツール『Webディレクター手帳』を開発。2018年、書籍『ディレクション思考』の執筆及び出版やWebディレクションを学び身につけるオンラインサロン『4LDK』を立ち上げる。2019年、ライブ配信セミナー『現場学校』やWebディレクターの能力を可視化する業界初の試み『ディレクション検定』をスタート。株式会社スクー「最優秀公認団体賞」受賞。CSSNite「ベストスピーカー」を2年連続受賞。

 

「Webディレクター」を代表する田口 真行さんと僕

 

インタビューの中でそういえばって感じでしたが、最初に田口さんとお会いしたのが2014年ということで、もう6年くらいになるんですね。

確かDMM.comさんのイベントで、我らがじゅんいちさんが紹介してくれた気がしてます。(違うか)

その後、ディレ協の活動にも参加いただいたり、長野支部の立ち上げ前後あたりに、野尻湖にあるゲストハウスLAMPでディレ協合宿に参加してシャンプーや相澤を一緒にいじってみたり、直近だと、Adobeさんとのイベントでコラボさせてもらったりと色々学ばせて頂いております。

学年一個上のパイセンで同世代でもあるし、同じ「Webディレクター」をテーマにした活動をしてるのもあり、なんだかんだ活動の刺激にさせていただいております。

田口さんと謎の和解ネタショット(白いトレーのままに)

助田 正樹さんの投稿 2015年9月26日土曜日

 

Webディレクターにまつわる今までと今後のエトセトラ。

 

Q:Webディレクターに特化した人材紹介って珍しくない?

・確かに。人材事業を始めた際に、競合他社との差別化を考えた結果こうなった。
・自分もWebディレクターやってたので、Webディレクターの気持ちが一番わかるかもと始めた。

メモ:

詳細は前回書いたnoteに記載しているのですが、ノウハウ含めて、アセットがほぼなかった状態での事業立ち上げだったので、いろいろとしんどかったっすよねー。

実際に人材エージェントを利用してみた結果を元に、実際にその実務を経験した人がカウンセリングをやったほうが、お互いの共感ポイントも多いだろうし、より具体的にキャリアの相談に乗れるのでは?という仮説の元、頑張ってやってました。

Q:Webディレクターの企業ニーズって制作会社が多いの?

・事業開始当初はベンチャー、制作会社が多かった。80%くらい?
・その環境だとマルチな動きを求める声が多かった。営業同行してとかコーディングもできるといいな。とか。
・でもそんな動きができる人ってそんな多くない。求人票のブラッシュアップも大事な仕事。

メモ:

特に2014-15年あたりはWebディレクターの求人がドカドカ出てきた印象で、その頃の求人票は特に散らかっている印象が多かったです。

おそらく現場の希望をそのままテキストに起こしてしまっているって感じの求人票だったので、なかなかWebディレクターが採用できないって理由がすぐにわかる状態でした。

Q:企業に紹介するにあたってスキルとして大事だと思うポイントは?

・保有スキルうんぬんというよりも、その前の段階が最大のポイント。
・あえて言うなら自分のスキルや経験を的確に【自覚】して明示化できるスキル。
・5年位前にWebディレクターのスキルを明示化できる仕組みがあれば、もっと良かったな。と。

メモ:

Webディレクターって後述するように、プロジェクト内だと少なくとも2WAYの視点が前提になるため、そこ意識しつつの全方位の状況を知って、最新情報を把握しておく必要があると思っています。

またプロジェクトの規模や種類によっても役割の範疇が異なる場合が多いので、それが前提で基本的にはこのスキルを持っておけば間違いないって言い切るのは難しいと認識があります。

・プロジェクトを前に進めるための業務推進力
・プロジェクトを円滑に進めるためのコミュニケーションスキル
・プロジェクトの収支を成功させるコストコントロール
・プロジェクトの状況を可視化する情報管理能力

ざっくり進捗管理だけでもたくさんありそうなので、基本、「足りない」ので、そこに気づける視点と、「足りない」ことが出てきた時のキャッチアップする底力、それをカバーできる優秀な人材や、プロジェクト内で足りない要素を補完できる最後の切り札的なアセットも欲しいところ。

ってもう言い出したらきりがない・・。

Q:そもそも自分をプレゼンするって難しくない?

・Webディレクターって守備範囲広いし会社によって役割も少しづつ違うから難しい面はあるよね。
・例えば、企画、設計、進捗管理、運用とフェーズ分けするなど、現状と目標を整理する必要がある。
・目標立てるにはやっぱりキャリアの棚卸しが必要だよね。

Q:キャリアの棚卸しってなぜ、どうやってやるの?

・自分ができること、やりたいこと、望まれていること(ニーズ)を書きまくりブラッシュアップしまくる。
・会社の評価面談での目標設計はあくまで業務内範疇が多い。もっと広げて考えるべき。
・普段、自発的に自分のキャリアを通じて将来を考える「きっかけ」がない。だから作る。それが目的。

メモ:

ライブインタビューの中で出てきましたが、自己PRってプレゼンテーションなので、情報が整理されていないとなかなか相手に伝えたいように伝わらないことが多いと思います。

その中で活用するドキュメントが履歴書、職務経歴書、ポートフォリオにまとめるだけでは十分じゃありません。足りません。が現実です。

Q:そもそもWebディレクションて「誰」から学ぶべきか?

・プロジェジェクトを通じると、少なくとも2WAYあるよね。対クライアント、対制作。
・クライアント、営業、デザイナー、エンジニアそれぞれのポジションの人から学ぶ事が多い!四方学びまくり。
・「とにかくやってみる系」の人はかすり傷多いかもだけど、その分、吸収も早いし、成長もはやい印象。

メモ:

インタビューで田口さんはクライアントから学んだ。と言ってましたが、そういう人もめちゃ多い気がします。思い返せば自分もそうでしたし。

Webディレクションって、もちろんWebディレクター経験者から学ぶことも多いんですが、個人的にはいろんなインダストリーのクライアントから学ぶことも非常に大きいし、クリエイティブやシステム、データINOUTの知見など、デザイナー、エンジニアから学ぶこともふんだんにある。

個人的には「Webディレクターの次のキャリア」というテーマを元に、チームSPEC.も展開していきたい面もあり、それが故に、突き詰めていくと「事業」への興味も広がって、事業責任者や経営者になっていくのは順当な流れなのかなと思っています。

Q:そう言えば、チームSPEC.っなに?

・SPEC.は助田の個人事業の屋号。個人事業主って1人でやらなくてもいいのでは?と信頼筋の仲間を集めた。
・サポートしてくれる仲間=チームというアセットとして持った個人事業もありなんじゃないかと。
・ディレ協を作った時のそれに近いのかなと。何をやるにもアセットがないとしんどい。あると心強い。

メモ:

これは経営者をやってみて死ぬほどわかったことの一つなのですが、事業推進にあたっては、アセットが多い、少ない、では、手段としての選択肢の数や質が大きく異なってくるんすよね。

上記で言うアセットとは、ノウハウ、ナレッジ、経験、人のつながりを主に指してますが、基本的にはヒト・モノ・カネに情報を加えたもの。と僕は定義しています。

個人事業だと「裸一貫・身一つ」になるので、会社に所属しているよりも、使えるアセットが限られるため、短距離を早く走れても、長距離を長く大きく走ることは難しくなる。どうしても限られた中でパワーダウンしがちなので、これも個人事業主になってもアセットはKEEPしつつ、一人だけじゃできない選択肢を選べるようになる、チームSPEC.ではこの環境を最も作りたく思っています。

Q:ディレ協(一般社団法人 日本ディレクション協会)とは?

・2013年に立ち上がったディレクションを学ぶ機会を作る団体。任意団体から社団法人化。
・立ち上げ時のプランはいったん細かく決めずに、ワークショップやってみようぜみたいなノリで開始。
・スタッフ内でおもしろそう、やってみたいと思った企画を自発的にイベント実施していった。

※Webサイトをご参照くださいませ。

メモ:

田口さんも言ってたけど、ディスカッションになるテーマって講義だと説明しにくいことも多い。

例えば、良いWebディレクターになりたい、良いWebディレクションをやりたいの違いなど、ごっちゃまぜで議論しがち。本質は異なるので、きっちり分けて議論すべし。

でも、共通して刺さる指針は出せるのか?出せないのか?

この辺は、田口さんがこれから仕掛けるディレクション検定の結果を元にした、Webディレクター協会の方で行われるディスカッションにぜひ参加してみたいと思っています。

Q:ディレクション、ディレクターテーマの議論面白そうじゃね?

・特にキャリアのテーマは面白い。転職する、新しい企業に入社することが目的じゃないので。
・例えばよくある良いWebディレクターとは?僕的には世の中的にニーズに即している面が大きい人かな。
・一番キャリア支援しやすいのは、「稼ぎたい人」目的が端的でわかりやすい。
・難しい人は希望の「かけあわせ」が多い人。多いほど選択肢が減る、故に希望から遠ざかる結果。
・希望は3つ程度に絞り込むべし。歳を重ねるたびにキャリアの選択肢は多くなった方が絶対に良い。

メモ:

若かれし田口さんの場合は、ある意味選択肢が少なかったので集中できた、という意見でしたが、その時代の田口さんよりも、40代の田口さんのほうが、キャリアの選択肢は増えているのは間違いない。

これって当たり前のように聞こえるかもしれないけど、世間ではまったく逆。特に40代の転職事情は思った以上に厳しいのが現実。

20代、30代、40代のキャリアはひとくくりに語れない状況の違いがあるので、今、自分はどのクラスターに所属していて、次のクラスターになった際に、と考えておいて、その時期が来た時点で、キャリアの選択肢が増えている道を歩みたい。

Q:ちなみに40歳を過ぎたWebディレクターは需要ある?

・需要あります!ただ、全般語ると選択肢は減る傾向があるのは事実。
・仮に40代での転職となった場合、年齢対経験、スキルは当然、マネジメント経験も求められがち。
・個人的には自分の経験だけに頼らずにベーススキルとして、仮に若い組織でも順応していく能力も必要。

メモ:

これは個々個別な環境によって異なってくる前提ですが、そもそもWebディレクターの人数は他のデジタル系職に比べるとごくわずか。その中で全般Webディレクションを教えられる人はごくごくわずか。

以前の会社でクライアントだった100名近くのとある制作会社は、40代がほぼいなく、30代が事業数値を追うためにマネジメントを行いながら、20代を育てるというファンタジスタを求められていたのですが、自分よりも経験ある40代のベテランに若手ディレクターを教えてほしいという相談に乗ってました。

そもそも自分をもっと伸ばしたい人にとっては、自分よりも他人という「教育」的な視点はなかなか持ちづらいのは理解できますが、逆に言うと30代のマネージャーが40代のWebディレクターに求めたいニーズの1つでもあるわけです。

ちなみにこのライブインタビューを聞いてくれた、チームSPEC.の顧問センセであり、次フェーズのWebディレクター筆頭、高松パイセン からは「40代のWebディレクターに必要な要素」として、以下のようなご意見をSlackで頂いております。

・マネジメントというより“HRBP”力
・デジタル系“事業開発“力
・“経営“と仲良くできる力

自分の発信内容に対して、フィードバックをもらえるのも、自分の重要なアセットの一つです。

最後に独り言で終わります。ご清聴ありがとうございました。

・42分すぎから音声エフェクトかかってる謎。
・47分すぎに田口さん語りの真っ最中、動画撮ってたiPhoneの電池10%切りを田口さんにメッセージでヘルプしてた。
・口癖、なんて言うんすかね、が多いし、独特の間があるので、仕切る人しゃべるづらいだろうな感・・。

 

ライブインタビュー番組(ゲスト:助田 正樹さん)

2020年5月4日(月)21:00より、日本ディレクション協会の助田正樹さんとのライブインタビュー番組を生放送の実施します。

田口 真行さんの投稿 2020年5月4日月曜日